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復興事業近況
平成24年度巡行報告⑤
第5回目は新町通から帰町までです。
姉小路で前をゆく役行者山さんが松や傘をたたんで東進、室町へむかわれました。新町を下がって四条町とは何かしらのえにしを感じる三条町では八幡山さんが町会所へ御山をなおされるところを拝見いたしました。
六角町付近です。お囃子のテンポが良かったため、思いのほか早足ぎみになってしまいました。御池新町で水分補給をさせていないことも少しきになりつつ…です。
百足屋町
帰町の直前を四条町からのぞみますとこんな感じです。先に通られた船鉾さんから30分以上あいていました為か静かな印象の写真ですね。しかし!このカメラの後ろ、帰町地点にはほんとに大勢の方がお迎えくださりました。
「おつかれさまどした~」「おめでとうー」という喝采に迎えられ感動の帰町です。
最後の囃子です。大船鉾のお囃子では納めの曲として「凱歌」というものがあり、それをだんだん早くなるように3回繰り返します。「凱歌の三ベンじゃ!」指揮声のもと最高潮に達します。来年は七ヘンやったらどうです?
無事の帰還でしたが、唐櫃を乗せる文政12年製作の馬が名誉の負傷です。町内に伝わる大宝やこれから創作する大宝はいつもいつも、大事に大事に扱いますが、7月のお祭り本番では出し惜しみせず、ここぞと皆様にご覧いただきたく、使用・巡行いたします。この果敢さも祇園祭では大切なのです。大事に大事にしている自慢の逸品を大勢に見てもらい感嘆いただく。これを誇らしく思い、また大切に受け継いでゆくわけですね。そうしてやむなく傷んだものは町の名誉にかけて翌年にはきっちり直します。唐櫃自体は無傷ではありましたが、直射日光を浴び外側も中身も凄い熱を帯びておりました。来年は熱対策を行います。
以上で平成24年度巡行報告を終わります。今後、新調事業やその後の大船鉾について適時お伝えしてゆこうと思います。宜しくお願い申し上げます。