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復興事業近況
平成24年度巡行報告④
第4回目は御池通の様子です。
市役所前で、大きな拍手と「お帰りー」「立派な鉾を造ってくれよー!」の声援、グッと来た瞬間でした。
涙が出そうになるのを必死にこらえ真っ青の天を仰ぎましたが、この大空の向こうで先人達が見守ってくれていると思うと余計に泣きそうになったので、前を見る事にしました。
直上から日射を受けつつ気力で囃子を続ける囃子方です。気力では他町さんに負けている気はないとの事ですが、やはり紡いだ歴史の差からくる技量等は如何ともしがたく及ばないところがあります。「四条町大船鉾保存会」と「大船鉾囃子方」は別組織のため、町内から多くの言及は避けますが、祗園囃子というのは合奏でありますため、モーツァルトやハイドンのような傑出した個人は必要ありません。各々サリエリたれ!と考えています。町内も囃子方も初めての巡行でしたが本当によくやってくれました。
御池烏丸をこえると北観音さん、南観音さんがお待ちいただいておりました。鉾の下からも上からも「おめでとう!」と手を振っていただきました。言葉に出来ないほどの感激です。感無量!巡行前の打ち合わせで「お供衆はみだりに手を振ったりしない事」と取り決めておりましたのでお辞儀しかできませんでしたが本当は飛び上がるほど嬉しかったです。こういう時は囃子方の出番です。来年もこういうシーンがあれば、囃子方は精一杯手を振ってお応えして下さい。
衣棚まで来ました。
放下鉾さんにもお待ちいただいておりました。「唐櫃巡行といえどもずっと道の真ん中を巡行しなされ」ともったいないお言葉をいただいておりました。お先に失礼いたします、とご挨拶し新町通りへ入ってゆきます。御池新町ではボランティアさんがお茶をふるまって下さろうと持ってきていただいたのですが、「お待ちいただいてました山鉾の皆さんに尚の時間をとらせるわけにはゆくまい」と遠慮させていただきました。有難うございました。
続く。