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四条町餅切伝説

2011年12月10日 22:45

 四条町では、以前居祭が中断されていた際も、祗園祭期間中はご神面とご神号を祀る神事は連綿と続けられていました。この神事では、他のご町内と同様に榊やお供え等の設えも定められており、例年どおり執り行われていました。そのお供えの中に鏡餅があります。このお鏡さんは、お祭りが終わると町内保存会員の軒数に切り分けられ、お下がりとして授けられます。ところが、数日間経った餅は表面が硬くなってしまっていて、当時高齢者ばかりであった保存会役員にとって、この切り分ける作業がとてもたいへんで、いわば四条町の祗園祭に於ける最大の難事業でした。
 それが、お囃子が復活し、公募により囃子方の人数が増えるにつれ、その作業は若くて力のある囃子方が請け負うようになり、あれほどまでにたいへんであった作業があっという間に終わるようになりました。そしてこのことは町内の長老たちに、とっても大きなインパクトを与えることとなりました。これがひとつのきっかけとして、大船鉾のお囃子を復活させようとしたとき、どちらかというとそのことに肯定的でなかった当時の長老たちも、囃子方がお囃子だけでなく、神事の準備やあとかたづけにも積極的に関わっていく様子を目の当たりにすることで、お囃子や囃子方に対する姿勢が変化していったように思います。この15年の間に、まさに空気が変わった。そんなふうに感じています。
 大船鉾が150年ぶりにその雄姿を都大路に現すことができるその陰には、この餅切り物語があったればこそと、未来永劫四条町に語り継がれんことを切に願うものであります。 

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