- 2011年11月24日
出囃子 - 2011年11月24日
復興事業について - 2011年11月20日
大船鉾考証 巡行のタイムスケジュール - 2011年11月19日
大金幣について - 2011年11月17日
車輪について
復興事業について
復興事業についての説明が現在のところ復興事業のページでは不十分でございますので、補足させていただきます。
「復興事業ご支援のお願い」でございます。
~祇園祭山鉾巡行への復帰に向けて~
このたび、私共四条町大船鉾保存会は150年ぶりに「大船鉾」を復興し、祇園祭山鉾巡行への復帰を目指す事を決意いたしました。
大船鉾は祇園祭の山鉾のひとつであり、四条町(新町四条下る)に所在し、その由来は応仁の乱以前に遡る事ができ、幕末まで後祭のしんがりを巡行いたしておりました。
幕末元治元年(1864年)の「蛤御門の変」による大火に罹災し鉾の木部構造部分一切を焼失して以降、鉾復興はならず、焼失を免れた御神体をお祀りし、装飾品をお飾りする「居祭り」を続けてまいりました。平成9年(1997年)におよそ130年ぶりに囃子の復活・披露、平成19年(2007年)には明治維新以前の装飾品一式(121点)が京都市の有形民俗文化財に指定されました。さらに、平成21年「祇園祭の山鉾行事」がユネスコの世界無形遺産に登録され、私共大船鉾も登録に加えていただいたのを機に鉾復興に向けての気運が一気に盛り上がりました。
同じ頃京都市より、世界無形遺産登録を記念して新設する京都市無形文化遺産展示室に大船鉾の模擬鉾を製作し展示したいという話がもたらされました。私共は模擬鉾を今後の復興事業のシンボルにと大喜び致しましたが、その後の有識者による展示検討委員会で「作るなら本物でなければならない。復興の過程を展示するのがよい。」という決定が出ました。展示室開設記者会見では、模擬鉾に関する費用を展示室の設備として京都市が負担すると発表されましたが、展示する大船鉾が模擬鉾から復興鉾に変更となり、鉾本体の製作費全てを私共保存会が支払う事となりました。私共の資金力では櫓を製作するのが精一杯でしたが、社団法人京都青年会議所が創立60周年記念事業として私共の復興事業に対し支援を申し出下さいました。施工をお願いした(株)竹田工務店のご努力も頂き、平成23年(2011年)10月、櫓・船体木部分完成披露、常設展示も始まり、復興事業の第一歩を踏み出すに至りました。
私共では復興事業に先立ち平成22年(2010年)4月に財団法人化、同年10月には公益財団法人の認定を頂き、組織の公明化、強化に努めて参りました。これは、過去幾度も復興支援のお申し出を頂きながら、受け入れ体制が整っていないが為にお断りせざるを得なかった苦い経験を鑑みてであります。
大船鉾保存会一同の目的は「大船鉾祭事を未来永劫のものにする事」です。平成7年(1995年)に一度祭事が途絶えそうになった危機的状況を回避した私共は、その後立ち上げました大船鉾祭事振興協議会という勉強会で「鉾」という存在こそがその目的を可能にすると確信するに至りました。また、大船鉾の復興が、祇園祭、京都、日本の振興に必ず繋がると確信致します。
大船鉾再建には第1段階としておよそ1億2000万円が必要と見積もりました。櫓・船体部分は完成しましたが、まだ第一歩を踏み出したに過ぎず、平成26年(2014年)の復興・巡行復帰実現には、募金によるさらなるご支援を幅広くお願い致しますと共に、今後も関係各位に対しご指導ご協力のお願いにまいる所存です。
何卒皆様方のご支援お願い申し上げます。
公益財団法人 四条町大船鉾保存会
申込用紙を御利用下さい。http://www.ofunehoko.jp/info/
FAXまたは郵送でお願い致します。
メールでのお申込みは申込用紙の項目をtoiawase@ofunehoko.jpまでお送り下さい。
一口1000円 芳名永久保存(10口一万円以上記念品、1000口百万円以上鉾部材に芳名記載)
郵便振替の場合のみ払込取扱票にご氏名・ご住所・電話番号をお書き下されば申込書は不要です。
カード御利用の場合、情報伝達にメールを御利用なさらないで下さい。(法律で禁止されています)
宛先 FAX (075)361-8130 600-8441 京都市下京区新町通四条下る四条町359-1
(ご篤志は寄付金控除の対象となります。)
よろしくお願い申し上げます。