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復興事業近況
平成24年度祇園祭 日和神楽
本年度よりの唐櫃巡行での巡行参加に伴い、「日和神楽」にも参加させていただく事と相成りました。
お囃子を持つ山鉾町が、翌日の巡行の晴天と無事を祈願しに屋台でお囃子を奏でながら御旅所まで参りお祓いを受け、奉納囃子をする儀式であります。
囃子方の行事とされているお町内も多いのですが、大船鉾では本年は保存会行事として執り行いました。
日和神楽は昨年までの数年間、四条町内のみで屋台を引っ張り行っていましたが、町外に出るのは今年が初めてでありました。
今年は露店が片側にしか出なかった為かいつもなら5分程掛かる新町通の綾小路四条間が何のストレスもなくすんなりと出てくることが出来ました。
よって、町内出発が午後9時30分少し前になりました。
未知の領域であります、四条通を東に向かいます。
途中、鉾上で囃子をされている鉾町さんの横を通った時、激励の扇子を振っていただきました。また、路上では他鉾町の囃子方の方に暖かいお声を掛けていただきました。
保存会が一年目から何処とも揉めたくないと言う理由で「四条通を往復する鉾は午後11時までに帰町する事。」という取り決めを重視し、船鉾さんに了解を得て、午後9時30分の町内出発を決めたのですが、結果的に午後8時30分出発の南観音山さんより先着してしまいました。後に引率役員に聞いた話によりますと、八坂の禰宜様より「明日は殿なので、今日は一番でいいじゃないですか」とお言葉を頂いたそうですが、想定外の先着に、来年は注意しようという話になりました。
東のお宮でお祓いを受け、奉納囃子を終え、帰路に向かうと西側のお宮には月鉾さん、寺町通で南観音山さんが待機されておられました。
帰路では、全ての山鉾町の屋台とすれ違いました。長刀鉾さんだけはまだ、鉾上で囃子をされていました。
すれ違い時、余所の鉾町さんにつられる笛方が続出いたしました。
巡行用に考え、練習してきた笛方の2列の隊列が原因でした。日和神楽では通用しない事が解りました。経験不足の反省点です。来年は束になって行きます。
何よりも巡行当日が素晴らしい晴天であった事、事故無く巡行を終える事が出来た事が初めて「日和神楽」に参加させていただいた我々にとって何よりも幸いでありました。ただただ、八坂の大神様のご加護に心より感謝いたすばかりでございます。