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後祭巡行について

2012年1月26日 22:30

前回「大船鉾考証 廿四日巡行の様子」でも書きましたが、後祭巡行復活の検討が活発になされています。先日「後祭巡行を考える」と称したシンポジウムが、後祭山鉾の関係者を中心に60名近い参加者の中で開催されました。祗園祭の山鉾巡行は昭和41年に前祭と後祭りの合同巡行となり、すでに50年近くが経過しました。そんな中、山鉾関係者にも一般の方々にも山鉾巡行は7月17日だということが浸透してきていて、いまさら後祭り巡行なんか本当にできるのか、と考える人も多いかもしれません。そうしたことから、多くの関係者が、お互いに忌憚のない意見を出し合おうといった趣旨でのシンポジウムでした。その中でわたしたちの四条町大船鉾にも意見を求められました。四条町は禁門の変で鉾を失った後、町内で居祭を続けて参りました。そして町内保存会員の高齢化に伴い、その居祭さえ存続できなくなったときも、御神号と神面を祀る神事だけは途切れることなく連綿と続けられてきました。四条町では神事こそが最も大切にされなければならない、という考えを持っています。鉾の復興も、それが四条町の神事を未来永劫守り続けていくことになるからだと考えています。そのことから、大船鉾は後祭り巡行の復活を支持する立場であると、シンポジウムの席上で答えさせていただきました。そもそも日本古来の祭は、そのひとつひとつの神事・祭事に意味があり、それを行う理由が存在します。祇園会の山鉾巡行でも、前祭と後祭があることや巡行のコース、巡行順位(鬮取らず)など、すべてが意味のあることだと思います。古より600年以上にわたって行われてきたこれらのことが、社会状況の変化によりここ50年ほどの間に変えられてきてしまいました。それは、ただ単に形が変わってしまっただけではなく、その精神までも変えられてしまったと言えるのではないでしょうか。原理的にいうなら、前祭の巡行は寺町を南行するべきであるし、後祭巡行列の先頭は橋弁慶山であるべきなのです。ところが巡行コースなどはすでに物理的に難しい状況にありますし、その他でもすべて以前の形に戻すことが難しいことがらはたくさんあります。しかし、そんな中でも大切に守り通さなければならないことはあると思います。それがこの後祭巡行であると、わたしたち大船鉾では考えています。ご存知のとおり祇園会の山鉾巡行は、八坂の神様が神輿に乗られて市中を渡御されるときに、あらかじめ市中の疫を集め清浄化するために行われていたものです。なので、八坂神社から御旅所にお出ましになる遷幸祭の7月17日(旧暦6月7日)と、御旅所から八坂神社にお帰りになる還幸祭の7月24日(旧暦6月14日)に山鉾巡行がなければ本来はおかしいのです。シンポジウムでは、後祭の存在感を示すことができれば24日巡行にこだわらなくてもよいのではないか、という意見もありましたが、わたしたち後祭の山鉾が示すべきは存在感ではなく、存在理由(レゾンデートル)なのではないでしょうか。そしてそれは間違いなく「24日に山鉾を渡す」ことに他ありません。

追)とは言うものの・・・大船鉾としては、1回だけでもいいから33番目の大トリを巡行したり、船鉾が二つ並ぶとこを見てみたい、という誘惑にもかられるのですが(^_^;)

 

 

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