- 2013年11月09日
掛矢新調 - 2013年11月02日
車轄新調 - 2013年11月01日
大船鉾什器 鏑梃子新調
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2013年11月アーカイブ
掛矢新調
かたじけなくも平成25年祭礼中、大城加奈江様と野阪善雅様とにご寄進いただきました「掛矢」が完成いたしましたので報告申し上げます。「掛矢」とは鉾の進行を急遽止めるための道具で、鉾のブレーキとなるものです。自動車作りでも「まずはブレーキの開発から」というように、什器中の肝と言えます。囃子方をのせて11トン程になる大船鉾の安全を司るべく、常に前輪の前に沿わせて引きずります。制作を今北材木店に依頼しましたところ、脂(ねばり)のある大径国産松を芯去りにて見事に仕上げていただきました。寄進者のおふた方に感謝いたしますと共に、今北さんの労を多としたく思います。
車轄新調
平成25年の祭礼中に松久幸太郎氏一派よりご寄進いただきました、「車轄」4丁が完成いたしましたので報告申し上げます。車轄とは、車輪を車軸にはめたあと、車輪がはずれないようにかます鉄製の詮のことです。ヨドバシ展示室では目下、木製にてこれを代替しておりますが、巡行など鉾を動かす際には強度不足のため、鉄製に換えます。当町にご縁のある宮坂氏に制作を依頼、この度完成を見まして大層めでたく感じております。本巡行では、旧紋の「四」をカシラに刻した鋼鉄(くろがね)の芸術品をご披露できますので、楽しみにお待ちくださるよう、お願い申し上げます。 ※客様に車輪周辺の説明を申し上げ、鉄が使われている段にさしかかりますと、希に「意外と新しい技術が盛り込まれている」と感じられる方があります。おそらく明治中期の「官営八幡製鉄所」などのイメージにより、鉄の黎明期が近代にある錯覚かと思いますが、但し、我が国の鉄の利用は約2千年前の弥生時代からでありまして、古代よりの物でありますこと補足申し上げます。
大船鉾什器 鏑梃子新調
鉾の方向を調節する「かぶら型」の梃子、即ち鏑梃子の新調なりました。平成25年の祭礼中に平山千栄氏のご寄進をうけ制作させていただきました。雨模様の巡行時には、雨よけ障子屋根をせり出させて動かしますので、その最大幅は4250ミリに達します。その巨大な大船鉾の進路を、つつがなく守っていただけると確信できる立派なものが出来上がりましたこと、関係各位にご報告とともに厚く御礼申し上げます。